アフタヌーン9月号

月刊 アフタヌーン 2006年 09月号 [雑誌]
マンガ34本、914ページ。高密度マンガ雑誌アフタヌーン。ガンガンとほぼ同じページ数なのに厚さが半分ほどしかありません。

おおきく振りかぶって ひぐちアサ

おお振り」の略称で有名なこのマンガ。野球マンガの新たな局面を切り開いた作品と言って良いでしょう。
登場人物の細かい心理描写が良いです。相手チームについても緻密に描かれているので、どちらが主人公側なのか分からなくなったりもします。今回は特にそうでした。というか、主人公チーム側が5回コールド宣言とかしていいんでしょうか。

しおんの王 原作・かとりまさる/漫画・安藤慈朗

4月10日にもちょろっと書きましたかね。将棋マンガですが将棋を知らなくても楽しめます。むしろ将棋の事は忘れたほうが。
女装はまあいいとして、いくらなんでも顔が変わりすぎだ、と思うのですがいかがでしょうか。
今回はめでたく表紙に登場。しかし盤面から見た構図だとしたら駒の表裏が逆では?

謎の彼女X 植芝理一

主人公・明の彼女、卜部美琴は謎めいた性格の女の子。2人は恋人同士なのに、まだ何の進展もないようです。することと言えば、1日の終わりに彼女のよだれをなめる事くらい。って何だこのマンガ。
夢使い」と比べて、絵はずいぶんあっさりとしてます。でも、例の独特の味は健在。
単行本、8月発売、買おう。

ヒストリエ 岩明均

アレキサンダー大王の書記官、エウメネスの若かりし頃を描いたお話。作者は「寄生獣」で有名な岩明均。「ヒストリエ」はデビュー前から暖めていた作品なんだそうです。
時代が時代だけに戦争の話なんですが、それが淡々とした雰囲気で描かれています。

ラブやん 田丸浩史

まだやってたのか。好きですけどね。
ダメ人間カズフサと愛の天使ラブやんの、結局ダメな日常を描いたマンガ。

宙のまにまに 柏原麻美

高校の天文部を舞台にした、どこからどうみても青春どまん中なお話。いいなー。高校生はいいなー。
ところで、今回砂浜に寝転がって天体観測してましたが、自分もしたことあります。ひとりでね。

もっけ 熊倉隆敏

憑かれやすい妹と、見える姉。怪奇ものなんだけど、なんとなくほのぼのとした感じのマンガです。

世界の孫 SABE

甘栗甘水は天性の「孫顔」を持つ少女。その風貌には、誰しもが孫に対するおじいちゃんがごとくメロメロになってしまう…というマンガ。甘水のセリフは大体「…」。